こんにちは!アルファゼミナールです。
日本の夏休みといえば、およそ40日前後。学生たちにとっては待ちに待った長期休暇ですが、実は「世界で比べると、けっこう短い」って知っていましたか?
今回は世界各国の「夏休みの長さ」と、その背景にある学期制度の違いに注目。国によっては、なんと“3か月以上”の夏休みがあるところも!さっそく見ていきましょう。
1. 夏休みがとびきり長い国ランキング!
アメリカ:約2.5~3か月!
アメリカの多くの州では、5月末~6月初旬に学年が終わり、8月下旬~9月に新学年が始まる「1学期制」が基本。そのため、夏休みは10週間(約70日)以上に及ぶこともあります。
イタリア:約3か月!
イタリアの小中高校生は6月上旬から9月中旬まで夏休み。これは教育制度上、地域や学校によって多少前後するものの、合計で約90日間という圧倒的な長さ!
フィンランド:約2.5か月
教育水準が高いとされるフィンランドも、6月上旬から8月中旬までの約11週間が夏休みです。特徴的なのは、休みが長くても宿題がほとんど出ない点です。
2. 一方、日本や東アジアは「短め」!
日本:平均40日ほど(約6週間)
地域差はありますが、多くの公立校では7月下旬~8月末の約40日前後が夏休み。これは世界的に見ると「やや短め」の部類です。
韓国:約1か月
韓国は7月末~8月中旬の3~4週間程度とかなり短め。夏期講習や塾通いが盛んなため、実質“勉強漬け”という生徒も多いそうです。
中国:1か月半ほど
中国は7月初め~8月末ごろまでが夏休み。ただし、高校生になると「夏期補習」があることも多く、実際の休みはもっと短くなります。
3. 夏休みが長いのはなぜ?学期制度の違い
国ごとに夏休みの長さが異なる理由の一つが「学期制度」の違いです。
制度 | 国 | 特徴 |
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1学期制 | アメリカ、イタリアなど | 年に1度の進級。夏に長い休みが取れる |
2学期制 | 日本、イギリスなど | 春と秋に分かれ、休みは比較的短め |
3学期制 | 韓国など | より細かく分かれており、1回の休みが短い傾向 |
4. 長期休みの過ごし方も国によって違う!
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アメリカ・カナダ:サマーキャンプ、ボランティア、旅行など「非学習型の体験」がメイン
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ヨーロッパ諸国:親と一緒に2~3週間の長期旅行に出かける家庭が多い
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日本・韓国:宿題、補習、塾通い…という「勉強型」の夏休み
5. まとめ
夏休みは、国によって長さも過ごし方も大きく異なります。
長い=遊んでばかりというわけではなく、それぞれの文化や教育観に基づいて設計されているのです。
日本の夏休みは短めですが、その分、効率的な学習や充実した体験を計画することが大切です。
世界の違いを知ると、自分の夏休みの意味も少し変わって見えてくるかもしれませんね。
この記事を書いた人
アルファゼミナール K.T