中学生の頃、私は勉強を「何となくやらないといけないこと」として捉え、ただ与えられた課題をこなす日々を過ごしていました。しかし、その先に何があるのか、勉強が将来にどう繋がるのかがわからず、どこか虚しさを感じていました。一方で、周りには「やればできるのに」と思える友達が多く、環境がその可能性を閉ざしてしまっている場面を何度も目にしました。このような経験を通じて、勉強の意味について常に考え続けてきました。

大学進学や社会人経験を経る中で、「勉強」というものは誰もが最初は嫌いで苦手意識を持つものかもしれないけれど、それが将来を切り拓き、豊かにしていくことに気づきました。

20代から塾講師として生徒たちを指導する中で、勉強に対して前向きになり、将来を切り拓いていく子どもの姿を目の当たりにし、大きなやりがいを得ました。特に、勉強が苦手な子が少しずつできるようになり、自信を持つ姿を見ると、意義を改めて感じます。

私は、生徒たちが勉強に対して前向きになれるためには、まず「味方であり続けること」が大切だと考えています。勉強が苦手な子も得意な子も、しっかり向き合い、支え続けることで、その子に合った学び方を見つけることができます。また、保護者と子どもとの間に立ち、思春期の良い橋渡し役になることも役割だと考えています。家庭でうまく進まない勉強をサポートし、「勉強してみようかな」と思えるようなきっかけを掴んでほしいと思っています。

当塾では、勉強のやり方がわからない子も、家でなかなか集中できない子も、自然と「勝手に勉強したくなる」空間を目指しています。気づいたらできるようになり、自信を持てるようになっている。そんな気持ちを切り替えられる場を常に考え、子どもの可能性を広げるきっかけになれればと考えています。

経歴

新潟大学経済学部(教職免許取得中) 2016/04-