新潟県公立高校入試「自己申告書」とは?受験生に役立つ情報を徹底解説

新潟県教育庁高等学校教育課

こんにちは!アルファゼミナールです。

令和7年度より新潟県公立高校入試で導入される「自己申告書」について、受験生や保護者の皆さんに向けて、その概要や記入のコツをお伝えします。不登校や長期欠席の経験がある生徒が、安心して受験に臨み、希望を持って高校生活をスタートできるようにするために設けられた仕組みです。この新しい制度を理解し、適切に活用しましょう!

新潟県HPより


1. 自己申告書とは何か?

自己申告書は、不登校や長期欠席の経験がある生徒が、自身の状況や高校での抱負を伝えるための書類です。提出は希望制であり、記載内容や提出の有無が合否に影響を与えることはありません。

自己申告書の目的

  • 志願者が自分の状況や思いを直接高校に伝え、不安なく受験に臨むため。
  • 高校生活を意欲的にスタートできるようサポートするため。

2. 提出対象者と条件

自己申告書を提出できるのは、以下のいずれかに該当する生徒で、提出を希望する人です。

  1. 中学校のいずれかの学年で欠席日数が30日以上の人。
  2. 欠席日数と教育支援センター(フリースクールを含む)への通所日数の合計が30日以上の人。

3. 記載内容と書き方のポイント

自己申告書に記載する項目

  • 欠席の理由:例えば、病気や家庭の事情、学校での人間関係など。
  • 志望動機:その高校を志願する理由や、自分がどう成長したいかを伝えます。
  • 高校生活への抱負:入学後に取り組みたいことや目標。

記入のコツ

  1. 率直に伝える
    無理にきれいな文章にする必要はありません。自分の気持ちを正直に書くことが大切です。
  2. 具体的に記述する
    抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや希望を書くことで、読み手に伝わりやすくなります。
  3. 中学校の先生に相談する
    記入内容について迷った場合は、学校の先生にアドバイスをもらうと良いでしょう。ただし、先生が内容を確認するのは提出前に限られます。

4. 提出までの流れ

  1. 提出希望を中学校に申し出る
    自己申告書の作成を希望することを学校に伝えます。
  2. 中学校から様式を受け取る
    自己申告書の正式なフォーマットを受け取ります。
  3. 記入・提出
    記入後は原本を作成し、そのコピーを厳封した上で中学校長に提出します。
  4. 志願校へ提出
    出願書類の一部として、高校に自己申告書を提出します。

5. 自己申告書の取り扱いについて

  • 合否への影響
    記載内容や提出の有無は、合否判定に影響しません。安心して正直に記載してください。
  • 目的外の利用はなし
    自己申告書は、志願者の状況を理解するためにのみ使用されます。
  • 再提出の要否
    志願校を変更する場合や二次募集に参加する場合は、原本のコピーを提出する必要があります。そのため、最初に提出する前に必ずコピーを取っておきましょう。

6. 自己申告書を最大限に活用するために

自己申告書の意義を理解する

自己申告書は、志願者が安心して受験に臨むためのツールです。これまでの学校生活で抱えていた悩みや不安を整理し、新しい環境でどう過ごしたいかを考える機会としましょう。

受験準備との両立

自己申告書を作成する期間は受験勉強も大切な時期です。記入に時間をかけすぎず、計画的に進めましょう。


まとめ:新しい一歩を踏み出すためのツール

自己申告書は、不登校や長期欠席の経験がある生徒が安心して受験し、自信を持って高校生活を始めるための大切な書類です。内容が合否に影響しないことを理解し、心を込めて作成してください。

受験生の皆さんが希望する高校で新たなスタートを切れるよう、応援しています!



この記事を書いた人

アルファゼミナール K.T