令和7年度 新潟県公立高校入試 〜新発田市内高校の一次倍率まとめ〜

新潟県教育庁高等学校教育課

こんにちは!アルファゼミナールです。

先日発表された令和7年度(2025年)新潟県公立高等学校入学者選抜の一般選抜志願状況(一次倍率)の中から、ここでは新発田市内の高校に注目してみましょう。市内にある5校(全日制・定時制合わせて)の倍率を中心に、その特徴や志願動向を簡単にまとめました。


1. 新発田市内の公立高校一覧と一次倍率

下表は、今回発表された志願者数・募集人数・一次倍率を整理したものです。

学校名 学科名 募集学級 募集人数(A) 志願者数(B) 倍率(B/A)
新発田高校 普通科 6 240 257 1.07
新発田南高校 普通科 3 120 175 1.45
新発田農業高校 農業科 4 160 176 1.10
新発田商業高校 商業科 3 116 80 0.68
西新発田高校 普通科(定時制 午前) 2 70 57 0.81
  • 新発田高校(普通科):1.07倍
  • 新発田南高校(普通科):1.45倍
  • 新発田農業高校(農業科):1.10倍
  • 新発田商業高校(商業科):0.68倍
  • 西新発田高校(定時制 普通科):0.81倍

2. 学校別の注目ポイント

(1) 新発田高校(普通科)【1.07倍】

  • 堅調な倍率
    昨年度に引き続き、募集人数をやや上回る志願者数。定員割れはなく、一定の人気を保っています。
  • 進学校としての実績
    新発田地区の中でも、大学進学実績で定評があり、地元受験生が安定して志望する傾向が見られます。

(2) 新発田南高校(普通科)【1.45倍】

  • 市内トップの高倍率
    新発田市内の高校ではもっとも高く、1.5倍近い人気。近年、部活動や学校行事の充実などで注目度が上がっています。
  • 受験難易度がやや上昇
    倍率が高いということは、合格ラインも相応に上がる可能性があるため、受験生は油断せず対策を進めましょう。

(3) 新発田農業高校(農業科)【1.10倍】

  • 専門学科でも安定した志願者数
    農業科が中心ながら、地元の産業や食文化を学べる魅力が評価されており、例年定員を上回る人気を維持しています。
  • 実践的な学習環境
    農場実習や地域連携プロジェクトが充実しており、「手に職」や実務スキルを重視する生徒に支持される傾向です。

(4) 新発田商業高校(商業科)【0.68倍】

  • 定員割れの可能性
    募集人数116名に対し、志願者80名で倍率は0.68倍と、今年度は定員を下回る見込み。
  • 就職・資格取得に強み
    商業系の資格取得や実習など、就職面でのメリットは大きい学校ですが、昨今の少子化や他校との競合が影響しているようです。

(5) 西新発田高校(定時制 普通科)【0.81倍】

  • 定時制の中ではまずまずの志願者数
    定時制全体が例年やや苦戦しているなか、0.81倍は比較的安定と言えます。
  • 多様な学び方を選択可能
    午前コースなどがあり、働きながら学ぶ生徒や自分のペースを重視する生徒にとって魅力があります。

3. 受験生へのアドバイス

  1. 学校ごとの特色を再確認
    • 倍率だけでなく、「何を学びたいか」「どんな活動を重視したいか」を整理することが大切です。
  2. 志願変更期間の活用
    • 本志願状況を踏まえて、最終的な志望校をどうするかを検討しましょう。
  3. 最後まで基礎を徹底
    • 倍率が高い学校はもちろん、そうでない学校でも本番でしっかり点数を取れる力を身につける必要があります。

4. まとめ

令和7年度(2025年)の新発田市内の高校では、新発田南高校(普通科)の1.45倍が最も高く、新発田商業高校(商業科)の0.68倍が最も低い結果となりました。全体としては大きな変動こそないものの、各校での「学科別の個性」が浮き彫りになっています。

受験生の皆さんは、倍率だけに振り回されず、志望動機や将来の目標とのマッチングを再度確認しつつ、ラストスパートを切りましょう。入試本番まで残りわずかですが、一日一日を大切に過ごし、合格を掴むために最善を尽くしてください。私たちも全力で応援しています!



この記事を書いた人

アルファゼミナール K.T