「“夜型”でも大丈夫?脳科学で見る“自分に合った勉強時間”」

こんにちは!アルファゼミナールです。
「夜のほうが集中できるタイプなんです…」
「朝勉強しようと思っても全然頭が働かない…」

そんな声を塾でもよく聞きます。

実は、“朝型”か“夜型”かは**性格の問題ではなく、脳と体のリズム(体内時計)=「クロノタイプ」**でほぼ決まっているんです。
つまり、夜型でもOK!
大事なのは「自分に合った時間帯を知って、その時間に集中すること」なんです。


① 朝型・夜型は「クロノタイプ」で決まる

人間の体には、約24時間周期で活動リズムを刻む**体内時計(サーカディアンリズム)**があります。
このリズムには個人差があり、「朝型」「夜型」「中間型」に分けられます。

タイプ 特徴 向いている勉強時間
🌅 朝型タイプ 朝から頭が冴える/夜は早く眠くなる 朝5〜8時、夕方前
🌇 中間型タイプ 午前も夜もある程度集中できる 午後〜夜20時頃
🌙 夜型タイプ 夜になると集中力が上がる/朝が苦手 夜20〜24時頃

👉 遺伝や生活環境によってある程度決まるため、無理に朝型に変える必要はありません。


② 「夜型はダメ」は思い込みだった!

よく「朝勉強する方が効率がいい」と言われますが、実はこれは“平均的にそういう人が多い”というだけ。
夜型の人が朝に無理やり勉強しても、**脳がまだ“起きていない”**ので効率が下がります。

  • 朝型の脳:午前中に記憶力・判断力が高い

  • 夜型の脳:夕方〜夜にかけて集中力・発想力が高い

夜型の人は、「22時〜24時」に暗記系・読解系をやると効率的という研究もあります。

🔬米・ライプツィヒ大学の研究(2018)
夜型の学生は、夜間の課題遂行能力・創造性テストで高スコアを示した。


③ タイプ別おすすめ勉強スケジュール

🌅 朝型タイプ

  • 早朝の1〜2時間を「暗記・理解系」に使う

  • 夜は軽く復習のみで早寝

  • 朝の静かな時間を“ゴールデンタイム”に

🌇 中間型タイプ

  • 午後に集中しやすい

  • 17〜19時:宿題・演習

  • 21時以降:軽い復習で締める

🌙 夜型タイプ

  • 学校から帰ってすぐは休憩 → 20時以降に本気モード

  • 理解系・記述系の科目を夜に

  • 朝は短時間で“復習だけ”にすると効率的


④ 夜型の注意点:「睡眠リズムの崩れ」に気をつけよう

夜型でも問題ありませんが、寝る時間が遅すぎるのはNGです。
寝不足になると、翌日の記憶力・集中力が大きく低下します。

睡眠不足の影響 内容
記憶定着力の低下 睡眠中に行われる「記憶の整理」が不十分に
思考スピードの低下 脳の情報伝達が遅くなる
イライラ・やる気低下 自律神経の乱れによる影響

👉 夜型でも「7時間以上の睡眠」は確保すること!
「寝るのが遅い」ではなく、「起きるのを遅くする」調整を意識しましょう。


⑤ まとめ|“朝型が正義”ではない!自分のリズムを活かそう

  • 朝型・夜型は遺伝と体内時計で決まる

  • 夜型でも、集中時間帯を活かせば効率的に勉強できる

  • 睡眠を削る夜更かしは逆効果!

  • 「自分が一番集中できる時間」を“毎日の固定時間”にするのがコツ


アルファゼミナールでは、生徒一人ひとりの生活リズムをもとに、
「夜型でも無理なく成績が上がる勉強計画」を提案しています。

「夜しか集中できない…」と悩むのではなく、
“自分に合ったリズム”を武器にする勉強法を見つけましょう!



この記事を書いた人

アルファゼミナール K.T