今月の数学チャレンジ!中学生受験生向け問題と解説(11月版)

こんにちは!アルファゼミナールです。
受験が近づいてくると、数学の力をもう一段階引き上げたいと思いますよね。今回は、中学生の受験生向けに「今月の数学チャレンジ」と題して、入試によく出る問題をピックアップしました。問題だけでなく、解説も載せているので、じっくり考えながら解いてみてくださいね!


1. 比例と反比例:受験頻出の基礎問題

問題1
yx に反比例し、x = 4 のとき、y = 6 であるとき、以下の問いに答えなさい。

  • 反比例の式を求めなさい。
  • x = 8 のときの y の値を求めなさい。

解答と解説

  1. 反比例の式を求める
    反比例の式は、
    y = k / x
    で表されます。ここで、k は比例定数です。
    x = 4y = 6 のとき:
    6 = k / 4
    両辺に 4 をかけて、
    k = 24
    したがって、反比例の式は:
    y = 24 / x
  2. x = 8 のときの y を求める
    y = 24 / x に、x = 8 を代入すると、
    y = 24 / 8 = 3
    よって、答えは y = 3

2. 平面図形:三角形と比

問題2
ある三角形の辺の長さの比は 3:4:5 で、その周の長さは 36cm です。以下の問いに答えなさい。

  • 各辺の長さを求めなさい。
  • この三角形の面積を求めなさい(ただし、高さは一番短い辺に対して直角をなすとします)。

解答と解説

  1. 各辺の長さを求める
    辺の比が 3:4:5 で、周の長さが 36cm なので、比の合計は:
    3 + 4 + 5 = 12
    実際の周の長さ 36cm に対応するため、1単位あたりの長さは:
    36 / 12 = 3cm
    よって、各辺の長さは:
    3 × 3 = 9cm4 × 3 = 12cm5 × 3 = 15cm
  2. 面積を求める
    高さは最も短い辺(9cm)に直角をなすので、この辺が底辺となります。他の2辺が直角三角形を形成するため、高さは:
    √(15² - 12²) = √(225 - 144) = √81 = 9cm
    よって、三角形の面積は:
    1/2 × 9 × 12 = 54cm²

3. 連立方程式:文章題の応用

問題3
2種類のチョコレートAとBを合わせて 10 個購入し、合計金額は 920円 でした。チョコレートAは1個 80円、Bは1個 100円 であるとき、以下の問いに答えなさい。

  • AとBの個数を求めなさい。

解答と解説

  1. 連立方程式を作る
    Aを x、Bを y 個とすると、次の2つの式が立てられます:

    • 個数の合計:
      x + y = 10
    • 金額の合計:
      80x + 100y = 920
  2. 方程式を解く
    x + y = 10 から y = 10 - x と変形し、80x + 100y = 920 に代入します:
    80x + 100(10 - x) = 920
    展開して:
    80x + 1000 - 100x = 920
    整理すると:
    -20x + 1000 = 920
    両辺から 1000 を引いて:
    -20x = -80
    両辺を -20 で割って:
    x = 4
    y = 10 - x より、y = 6
  3. 答え
    チョコレートAは 4個、Bは 6個

まとめ:今月のチャレンジを繰り返し解こう!

いかがでしたか?受験生にとって、入試で頻出の問題を解き、理解を深めることはとても重要です。今回の問題は基礎的な内容ですが、応用問題にもつながる力を鍛えられます。毎日少しずつ取り組み、確実に実力を伸ばしていきましょう!

次回の数学チャレンジもお楽しみに!



この記事を書いた人

アルファゼミナール K.T