こんにちは!アルファゼミナールです。
受験が近づいてくると、数学の力をもう一段階引き上げたいと思いますよね。今回は、中学生の受験生向けに「今月の数学チャレンジ」と題して、入試によく出る問題をピックアップしました。問題だけでなく、解説も載せているので、じっくり考えながら解いてみてくださいね!
1. 比例と反比例:受験頻出の基礎問題
問題1
y
は x
に反比例し、x = 4
のとき、y = 6
であるとき、以下の問いに答えなさい。
- 反比例の式を求めなさい。
x = 8
のときのy
の値を求めなさい。
解答と解説
- 反比例の式を求める
反比例の式は、
y = k / x
で表されます。ここで、k
は比例定数です。
x = 4
、y = 6
のとき:
6 = k / 4
両辺に4
をかけて、
k = 24
したがって、反比例の式は:
y = 24 / x
x = 8
のときのy
を求める
式y = 24 / x
に、x = 8
を代入すると、
y = 24 / 8 = 3
よって、答えはy = 3
。
2. 平面図形:三角形と比
問題2
ある三角形の辺の長さの比は 3:4:5
で、その周の長さは 36cm
です。以下の問いに答えなさい。
- 各辺の長さを求めなさい。
- この三角形の面積を求めなさい(ただし、高さは一番短い辺に対して直角をなすとします)。
解答と解説
- 各辺の長さを求める
辺の比が3:4:5
で、周の長さが36cm
なので、比の合計は:
3 + 4 + 5 = 12
実際の周の長さ36cm
に対応するため、1単位あたりの長さは:
36 / 12 = 3cm
よって、各辺の長さは:
3 × 3 = 9cm
、4 × 3 = 12cm
、5 × 3 = 15cm
- 面積を求める
高さは最も短い辺(9cm
)に直角をなすので、この辺が底辺となります。他の2辺が直角三角形を形成するため、高さは:
√(15² - 12²) = √(225 - 144) = √81 = 9cm
よって、三角形の面積は:
1/2 × 9 × 12 = 54cm²
3. 連立方程式:文章題の応用
問題3
2種類のチョコレートAとBを合わせて 10
個購入し、合計金額は 920円
でした。チョコレートAは1個 80円
、Bは1個 100円
であるとき、以下の問いに答えなさい。
- AとBの個数を求めなさい。
解答と解説
- 連立方程式を作る
Aをx
、Bをy
個とすると、次の2つの式が立てられます:- 個数の合計:
x + y = 10
- 金額の合計:
80x + 100y = 920
- 個数の合計:
- 方程式を解く
x + y = 10
からy = 10 - x
と変形し、80x + 100y = 920
に代入します:
80x + 100(10 - x) = 920
展開して:
80x + 1000 - 100x = 920
整理すると:
-20x + 1000 = 920
両辺から1000
を引いて:
-20x = -80
両辺を-20
で割って:
x = 4
y = 10 - x
より、y = 6
。 - 答え
チョコレートAは4個
、Bは6個
。
まとめ:今月のチャレンジを繰り返し解こう!
いかがでしたか?受験生にとって、入試で頻出の問題を解き、理解を深めることはとても重要です。今回の問題は基礎的な内容ですが、応用問題にもつながる力を鍛えられます。毎日少しずつ取り組み、確実に実力を伸ばしていきましょう!
次回の数学チャレンジもお楽しみに!
この記事を書いた人
アルファゼミナール K.T