教育庁高等学校教育課が令和5年12月22日、新潟県の公立高校入試における独自検査について変更を発表しました。
変更される点は、新潟高等学校と新潟南高等学校で行われる筆答検査が廃止、新潟商業高等学校で行われる面接検査が廃止、新潟中央高等学校音楽科の実技検査は今後も継続。定時制の課程の面接検査は、受検者の能力・適性、関心・意欲及び目的意識等を見取るため、今後も継続。
目次
- 学校独自検査の背景
- 最後の独自検査
- 変更の影響
- さいごに
学校独自検査の背景
学校独自検査は2015年春受験の高校入試に「学校独自検査」として新潟県教育委員会が導入をしました。この検査の目的は学力検査だけでは測ることができない受験生の思考力や判断力、表現力などの隠れた能力を評価することに目的がありました。また多くの高校がこの学校独自検査を採用し、導入時かなり苦戦していた中3生もいました。
最後の独自検査
その後令和4年3月4日の筆答検査をもって、新潟高等学校や新潟南高等学校では、独自検査が終了しました。このような学校では数理的問題や英語の文章を用いた試験が実施され、生徒の多面的な能力を測定していました。また新潟商業高校では、総合ビジネス科、情報処理科、国際教養科で志望理由や中学生活に関する面接カードという検査が行われてきましたが廃止されました。
変更の影響
この学校独自検査の変更については、新潟県の公立高校入試を目指す中学生にとって大きな影響を与えることと思います。筆頭検査や面接検査が廃止されるとなれば受験勉強の戦略の見直しなどが必要になります。これは受験生の負担を軽減し、一般選抜である主に5教科に集中することができます。
さいごに
新潟県内の公立高校受験を考えている生徒や保護者の方はこういった変更を理解し受験に備えることが大事です。いっぽうで大学入試では総合型選抜という5教科以外の能力で合否を判断する傾向も見られます。それぞれの学校での入試制度に適応し成功できることを願います。
この記事を書いた人
アルファゼミナール 塾長