「高校授業料の無償化って?“年収いくらまで”が対象か徹底解説【新潟版】」

こんにちは!アルファゼミナールです。

「高校授業料の“無償化”ってよく聞くけど、うちは対象になるの?」
「私立高校に通う場合も使えるの?」

保護者の方からよく寄せられるこの質問。
実は、高校授業料の支援は国と新潟県、両方の制度で支えられています。

今回は、最新の制度内容をわかりやすく解説します。


① 授業料無償化の仕組み:「高等学校等就学支援金制度」とは?

高校授業料の無償化は、国が行っている
「高等学校等就学支援金制度」 によるものです。

対象は全国の高校生(公立・私立問わず)。
所得に応じて、国が授業料を負担してくれます。

📘公立高校の場合

  • 授業料は 年額118,800円

  • 国が全額負担 → 実質授業料0円

📗私立高校の場合

  • 授業料は学校ごとに異なる(年30~50万円が目安)

  • 所得に応じて国が 最大39.6万円 を支給


② “年収いくらまで”が対象なの?

所得制限は「世帯年収」ではなく、
保護者の課税所得額(住民税額) によって判定されます。

以下はおおまかな目安です(4人家族・高校生1人の場合)。

年収の目安 支給額(私立高校) 状況
約590万円未満 最大39.6万円 全額支給(実質授業料ほぼ無料)
約910万円未満 一部支給(最大11.88万円) 一部補助あり
約910万円以上 対象外 就学支援金なし

👉 つまり、年収910万円未満の家庭は支援対象となります。


③ 新潟県独自の「上乗せ支援」もある!

新潟県では、国の支援金に加えて 県独自の加算制度 が設けられています。

💡新潟県私立高等学校授業料軽減補助金

  • 対象:新潟県内の私立高校在学者

  • 内容:国の就学支援金に 最大10万円程度を上乗せ補助

  • 条件:県内在住・所得基準あり

👉 所得に応じて、私立高校でも授業料がほぼ無料になる家庭もあります。


④ 申請方法と注意点

申請は高校入学時(4月頃)に行います。

提出先:在籍する高校
必要書類:

  • 就学支援金申請書

  • 保護者のマイナンバー(課税証明用)

  • 所得証明書(市町村発行)

※1年ごとに所得確認があるため、在学中は毎年度手続きが必要です。

⚠️注意ポイント

  • 期限を過ぎると支給されません(例年5月中旬が目安)

  • 世帯の所得構成が変わると支給額も変動します

  • 転居や転校時には再申請が必要です


⑤ よくある質問Q&A

Q1. 私立高校でも無償化になるの?
→ はい。所得が基準内なら、国と県の支援を合わせて授業料が全額補助される場合もあります。

Q2. 支援金は学校に直接支払われるの?
→ はい。家庭に現金で支給されるのではなく、学校が国・県から直接受け取る形になります。

Q3. 支給額は途中で変わる?
→ 年度ごとに所得が見直されるため、年収が増減すると金額が変動します。


⑥ 塾からのアドバイス:「制度を知ることも進学準備のひとつ」

高校進学では、「学力」だけでなく「家計の計画」も大切です。
授業料支援制度を上手に活用すれば、
家庭の負担を減らしつつ、進学の選択肢を広げることが可能です。

アルファゼミナールでは、
高校入試・進学相談の際に「教育費・奨学金制度」についても一緒にご案内しています。


✅まとめ

  • 授業料無償化=国の「就学支援金制度」+新潟県の「上乗せ制度」

  • 公立は全員実質無償、私立も年収910万円未満なら支援対象

  • 新潟県は独自の加算で負担軽減

  • 申請は毎年度必要。期限・書類不備に注意!



この記事を書いた人

アルファゼミナール K.T