こんにちは!アルファゼミナールです。
新潟県の高校入試では、「当日の学力検査」だけでなく、内申点(調査書点)が合否に大きく影響します。
この記事では、新潟県教育委員会の資料をもとに、
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内申点の仕組み
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学校ごとの内申点と学力検査の比率
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実際の対策ポイント
を、わかりやすく解説します。
① 内申点の基本ルール:3年間×9教科=135点満点
新潟県の内申点は、中学1~3年の9教科(国・数・英・理・社・音楽・美術・保体・技家)で決まります。
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各学年の満点:45点
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3年間の合計:135点満点
例:
中1:オール3 → 27点
中2:オール4 → 36点
中3:オール5 → 45点
合計=108点/135点
「中3から頑張ればいい」と思いがちですが、中1・中2の評定も入試でそのまま使われます。早めの対策が大切です。
② 学校ごとの「内申点と学力検査」の比率
新潟県の高校入試は、内申点(調査書)と学力検査(当日テスト)を1000点満点に換算して合否を決めます。
比率は学校や学科によって異なり、主に以下の3パターンがあります。
■ 3:7(進学校タイプ)|当日点重視
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例:新潟高校(普通・理数)/新潟南高校/三条高校
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数学・理科・英語で傾斜配点がある学科もあり、得点力が必要
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当日テストで高得点を狙う実力型の戦略が必須
例:新潟高校(理数科)の場合
内申点300点+学力検査700点(数学・英語で傾斜配点) → 学力検査の比重が大きい
■ 4:6(工業・商業・専門系)|内申も重視
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例:新潟工業/新発田商業/新発田農業
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内申比率が高め。テスト点だけでなく、通知表の安定が合格のカギ
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専門学科は、授業態度や提出物の評価も重視される
例:新発田商業(商業科)
内申点400点+学力検査600点 → 内申で差がつきやすい
■ 5:5(普通科一部)|バランス型
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例:新潟中央高校(普通科)/豊栄高校
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内申・学力検査が同じ比重
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テストの得点力と通知表の両方が必要で、計画的な対策が重要
例:新潟中央高校(普通科)
内申点500点+学力検査500点 → 「コツコツ型」が有利
③ 内申点の計算方法と換算例
内申点135点は、志望校の比率に応じて1000点換算されます。
比率 | 内申点換算 | 学力検査換算 |
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3:7 | 135点 → 約300点 | 500点 → 約700点 |
4:6 | 135点 → 約400点 | 500点 → 約600点 |
5:5 | 135点 → 約500点 | 500点 → 約500点 |
例えば、新潟高校(3:7)なら、テスト重視型。
一方、新発田商業(4:6)では、内申で点差がつく可能性が大きいのです。
④ 内申点アップのポイント(科目別)
通知表はテストだけでなく、日々の授業態度や提出物も評価されます。特に新潟県では以下が重要です。
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主要5教科(国・数・英・理・社)
→ 定期テストでの得点、提出ワーク、小テストの積み重ね -
実技4教科(音楽・美術・保体・技家)
→ 授業態度、課題の提出、積極的な参加姿勢 -
共通の評価ポイント
→ ノート提出の丁寧さ、発表や質問、提出期限の厳守
実技教科の評定は甘く見られがちですが、1点上がるだけで総合点に大きな影響を与えます。
⑤ まとめ:内申点は「戦略的に上げる」
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内申は 3年間の積み重ねで決まる
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高校によって 内申と学力検査の比率は異なる
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早めの準備と授業態度が結果に直結する
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志望校の配点を知れば「どこに力を入れるか」が見える
早期からの準備が入試の結果に差をつけることになるので、1年生のうちから是非確認しておきたいポイントです!
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この記事を書いた人
アルファゼミナール K.T