“テスト”の語源は金属を試す器具!?意外と知らない“test”の話

こんにちは!アルファゼミナールです。

今回はちょっと一風変わった「英語の語源」から、私たちが普段何気なく使っている言葉「テスト(test)」についてご紹介します。


「test」って、どういう意味?

「テスト」と聞くと、学校の定期試験や模試、あるいは小テストなどがまず思い浮かびますよね。
ですが、もともとの「test」という言葉には、まったく違う意味があったことをご存じでしょうか?

実はこの言葉、ラテン語の「testum(テストゥム)」に由来しています。
この「testum」とは——なんと金属を熱して、純度を確かめるための器具
のことだったのです!


なぜ“金属を試す器具”が“試験”になったの?

中世ヨーロッパでは、金属の品質を確かめるために、高熱で溶かして不純物を除き、純粋な金属だけを残す「試金(しきん)」という工程が行われていました。
そのときに使われたのが「testum」という容器。

ここから転じて、「人の能力や知識を試す」という意味で「test」という言葉が使われるようになったのです。

つまり、もともとの意味は「本物かどうかを見極める試練」だったというわけですね。


テストは「力を試される場」

こうした語源を知ると、「テスト=点数を取るためのもの」ではなく、
自分の力を確かめるチャンスでもある、というポジティブな意味合いに見えてきませんか?

失敗してもOK。むしろ、「自分の中の不純物」を見つけて、次に向けて磨いていく——
それが本来の「test」の精神です。


おわりに:テストは“未来への練習試合”

アルファゼミナールでは、ただ点数を追うのではなく、「できなかったところ」を次につなげることを大切にしています。
英語の語源から見えてきた“テストの本当の意味”、ぜひ覚えておいてくださいね。


何か気になる言葉や、「これってどういう意味?」という単語があれば、いつでも先生に聞いてみてください。
雑学も勉強も、知ることが楽しくなると学力はぐんと伸びていきますよ!では!



この記事を書いた人

アルファゼミナール K.T